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Frequently Asked Questions

不妊治療に関するよくあるご質問

患者さまからよくいただくご質問を、Q&A形式でまとめています。
受診や治療を検討されている方は、ぜひご一読ください。

診療

  • Q.

    予約がなくても受診できますか?

    A.

    完全予約制となりますので、受診希望の方は必ずお電話にてご予約をお願い致します。
    初診の予約については「初めての方へ」、再診の予約については「通院中の方へ」をご覧ください。

インフルエンザワクチン

  • Q.

    妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすいのですか?

    A.

    妊娠中は免疫力が落ちているため、妊娠前よりも病気にかかったときに治りにくく、 重症化しやすいことが知られています。また、流早産の危険性などもあるため、ワクチンを接種して免疫をつけておくことが大事です。

  • Q.

    妊娠中にインフルエンザワクチンを接種しても大丈夫ですか?

    A.

    一般的に妊娠週数に関わらず全ての時期において安全であり、妊婦がインフルエンザに感染すると重症化することがあるため、ワクチン接種が推奨されています。日本で使用されるインフルエンザワクチンは、病原性をなくした不活化ワクチンで、 胎児に悪影響を及ぼしたという報告はありません。また妊娠中にワクチンを接種することで母体の免疫が胎盤を介して胎児に移行し感染防御を与えることが期待されています。

  • Q.

    インフルエンザワクチンはいつ頃接種するのが効果的ですか?

    A.

    インフルエンザは毎年12-2月頃に流行します。流行時期はその年によって多少のずれがありますが、接種後2~3週間で抗体がつき、3~4ヶ月ほどワクチンの働きが持続します。流行時期に入る前(10-11月中)にワクチンを接種して免疫をつけておくとよいでしょう。

  • Q.

    他のワクチンを接種したのですが接種間隔は必要ですか?

    A.

    これまで、異なるワクチン同士の接種間隔は、一定の間隔をあける必要がありましたが、2020年10月1日より、インフルエンザワクチンのような不活化ワクチン接種前に他のワクチンを接種していた場合、また、接種後に他のワクチンを接種する場合共に接種間隔が不要になりました。ただし、風疹、麻疹などの生ワクチン同士を続けて接種する場合は今まで通り27日以上の接種間隔が必要です。

  • Q.

    インフルエンザワクチンの副反応にはどのようなものがありますか?

    A.

    インフルエンザワクチン特有の副反応はなく、他のワクチンにもよくあるような、副反応がでることがあります。具体的には、接種部位の腫れや痛み、発熱、発疹などです。いずれも接種後1〜2日以内に出現することが多く、2〜4日以内で改善することがほとんどです。接種後、何か気になる症状があれば、当院までご連絡ください。

  • Q.

    妊娠中にインフルエンザにかかってしまったら?

    A.

    妊婦がインフルエンザに感染した場合、非妊婦より重症化するリスクがありますが、抗インフルエンザ薬の内服で重症化を予防する効果が期待できます。そのため、日本産婦人科学会や日本感染症学会でも、インフルエンザと診断された妊婦に対して、抗インフルエンザ薬での治療が推奨されています。オセルタミビル(タミフル®:内服)や(リレンザ®:吸入薬)は妊婦に対し世界的に使用されており、特にオセルタミビルは1歳の赤ちゃんでも内服できる安全な薬です。ただし、妊娠後間もない期間(妊娠初期)の内服については、念のため産婦人科の先生と相談してみてください。

検査-子宮卵管造影

  • Q.

    子宮卵管造影法で何がわかりますか。

    A.

    卵管の通過性、卵管の閉塞・狭窄の有無と場所、卵管通過性の左右差、卵管留水症、卵管周囲癒着などを診断します。卵管の状態だけではなく、子宮内に粘膜下筋腫やポリープがないか子宮奇形がないかどうかも調べることが可能です。卵管・子宮病変が疑われた場合、病変により追加で精査を行なっていきます。亀田IVFクリニック幕張では子宮鏡・CT・MRIが同じ建物内で実施することが可能です。

  • Q.

    子宮卵管造影の造影剤は何を使用していますか。

    A.

    一般的に油性造影剤と水溶性造影剤があります。油性造影剤は検査後妊娠しやすくなるという報告、画像の明瞭であるなどの利点がありますが、反面、拡散までしっかり評価しようとすると2日かかること、体内での吸収が遅く、お腹の中に数年残ったりする報告があることなどデメリットもあります。水溶性造影剤は1日で検査が終了しますが、画像の鮮明さが落ちると言われています。当院では水溶性造影剤を使用していますが、医師が放射線技師立ち合いのもと、造影剤注入後から評価まで連続して透視下に実施しておりますので、注入後ポイントを決めて実施する方法より評価がしやすくなっております。

  • Q.

    子宮卵管造影は痛いですか。

    A.

    個人差が大きくあります。卵管が通っている方では造影剤の子宮内・卵管内そして腹腔内に流入する刺激、卵管の狭窄・閉塞している方では子宮・卵管の拡張伸展刺激が痛みの主な原因になります。当院では痛みが比較的でないよう、ゆっくりレントゲン透視下に最低限の必要造影剤量で実施しておりますが、疼痛が強く出そうな方に関して痛み止めなどを事前に使用することも可能です。

  • Q.

    子宮卵管造影は避妊期間が必要ですか。

    A.

    当院では感染や腹痛などのリスクを考え子宮卵管造影当日・翌日は避妊していただいております。検査後仕事や日常生活は通常通り行なっていただいても問題ありません。

手術-卵管鏡下卵管形成術(FT)

体外受精-採卵

  • Q.

    卵巣刺激中、採卵後の運動は大丈夫でしょうか。

    A.

    採卵時の卵巣刺激に対する反応の仕方には個人差がありますが、卵胞発育の数が多く、採卵前後に卵巣が腫大している方では、この時期は運動による卵巣茎捻転などに注意が必要です。卵巣刺激中、次の月経が来るまでの間は激しい運動を避けていただくことをお勧めしています。30分程度のウォーキングは問題ありません。ただし、ランニングなどは推奨されておらず避けていただいた方が良いでしょう。ヨガには不安やストレスを軽減したり、柔軟性、筋力、緊張を改善し、健康的な体重を維持できるようにします。また瞑想や呼吸法も精神的な落ち着きを促し妊娠に対してプラスに働くことも多いので基本は避けなくても問題ないかと思います。ただし、逆立ちをする姿勢や体を必要以上に捻るポーズなどは卵巣の位置の変化などを引き起こすため卵巣刺激中、採卵後数日は避けた方が良いでしょう。またホットヨガなども避けていただくことをお勧めします。水泳をする場合は感染のリスクに注意することと(水質に注意すること)、体を冷やさないよう温水プール等を利用することをお勧めします。腹筋などは腹圧を高め卵巣周囲の腹痛などを増強する可能性があるので避けてください。

  • Q.

    体外受精(採卵周期)をスタートしたいのですが、指定された受診日に来院できません。

    A.

    患者さまの月経周期や前周期の薬剤使用状況によりますが、1~2日のずれであれば超音波や採血の結果をみて予定通り行えることもございます。指定の受診日より3日以上ずれる場合は一周期治療をお休みするか、相談に来院されることをお勧めします。

  • Q.

    採卵当日(採卵後)、仕事をしていいでしょうか。

    A.

    採卵する(卵子数が少なく)局所麻酔で行う採卵では、症状がない場合(腹痛や悪心など)午後からの仕事も可能かと思いますが、無理をなさらないでください。静脈麻酔にて採卵をする場合は、一日お休みすることをお勧めします。翌日からは仕事が可能です。

  • Q.

    採卵当日は入浴しても大丈夫でしょうか?

    A.

    採卵当日(採卵後)はシャワーのみにしてください。

  • Q.

    採卵当日や採卵後数日の腹痛がある場合はどうしたらよいのでしょうか?

    A.

    採卵当日・翌日は骨盤の重い感じ、痛みなどがいくらか感じると思います。手持ちの痛み止めを使用していただいて構いません。ただし、卵巣過剰刺激症候群や卵巣腫大による捻れなどの可能性もありますので、症状が強い場合は早めの時間帯にクリニックにお電話ください。

  • Q.

    採卵後の生活制限はありますか?

    A.

    採卵後数日は卵巣腫大や感染のリスクから、性交渉など避けていただいた方がいいと考えます。

  • Q.

    採卵後いつから通常の運動習慣に戻せますか?

    A.

    採卵から次の月経が来るまでの間は激しい運動を避けていただくことをお勧めしています。

人工授精

  • Q.

    人工授精をどのような患者様に勧めていますか。

    A.

    卵管が通っていて排卵がある患者様が対象で、

    1. 精液所見に軽度の異常がある方
    2. 射精障害がある方
    3. 性交障害がある方
    4. ヒューナーテスト(排卵期の性交後に頚管粘液内運動精子を確認する検査)で異常を認める方
    5. 抗精子抗体陽性の方
    6. 原因不明ながらタイミング周期で妊娠しない方

    が適応です。

  • Q.

    どのようなタイミングで人工授精を行なっていますか。

    A.

    排卵の少し前から排卵直後までに行います。超音波検査を併用し卵胞径が17mm以上になったら尿中LH検査を行い、LH陽性の場合は当日またはその翌日に行います。その時点でLH陰性の場合はトリガー(HCG注射やGnRHa点鼻薬)を投与します。通常トリガーを0-36時間におこなった場合は妊娠成績に差がないといわれています。

  • Q.

    人工授精を中止することがありますか。

    A.

    排卵しそうな卵胞が3つ以上ある場合は多胎のリスクがあるため中止とさせていただきます。また精液所見の観点から当院では2016年以降、原精液の運動精子数200万未満で分娩例がないため、当日の精液所見によって中止を相談させていただきます。調整後の所見では判断しておりません。

  • Q.

    精液所見がわるく中止する場合の費用はどうなりますか。

    A.

    当院では調整前の総運動精子数200万個以下の場合、人工授精をおこなうかどうか精液調整を行う前に相談させていただいております。この段階で中止する場合は精液検査代金のみいただいております。調整後精液では当院は人工授精の実施有無は判断しておりません。

  • Q.

    人工授精の施行回数に制限は設けていますか。

    A.

    特に設けておりませんが、これまでの報告から6回の施行で妊娠に至らない場合、体外受精へのステップアップを考慮していただくよう提案しています。年齢や患者様の不妊原因から柔軟に対応いたします。

  • Q.

    卵巣刺激は必ず行いますか?

    A.

    軽度男性不妊が原因の場合は卵巣刺激により妊娠率が変化しないとされています。ただし、原因不明の患者さまは卵巣刺激による妊娠率の上昇が報告されておりますのでクロミッドやレトロゾールを併用させていただきます。

  • Q.

    黄体ホルモンの補充は必ず行いますか?

    A.

    必須ではありませんが、当院のデータと患者さまの状態によって相談をさせていただいております。

  • Q.

    人工授精はどのように行いますか。

    A.

    クリニックによって異なると思いますので当院の方法を記載させていただきます。精液所見を説明した後、内診台にあがり、経膣超音波で子宮の向きを確認します。人工授精専用の柔らかいチューブで調整した精子浮遊液をゆっくり注入します。子宮の入口が狭い方や傾きが急な方は子宮の入り口を把持することや、やや硬いチューブを使用することもあります。実施後3分安静時間をとっていただいています。抗生剤は特殊な場合を除き使用しておりません。

体外受精-移植

  • Q.

    凍結融解胚移植周期をスタートしたいのですが、指定された受診日に来院できません。

    A.

    患者さまの月経周期や前周期の薬剤状況によりますが、1-2日であれば超音波や採血の状態で予定通り行うことも可能です。ただし3日以上ずれる場合は原則として、その周期の治療はおやすみしていただきます。今後のスケジュールは来院してご相談ください。

  • Q.

    胚移植当日は入浴しても大丈夫でしょうか?

    A.

    移植後は当日でも入浴も可能です。ただし、温泉、サウナや長風呂など体温に変化を起こすような行為は控えてください。移植してから妊娠判定までの間もサウナ、ホットヨガ、温泉、家での長風呂など体温変化を引き起こす可能性があることは控えていただくことをお勧めします。(冷水での水泳も同様です。)

  • Q.

    胚移植後の性交渉は持っても大丈夫でしょうか。

    A.

    精液に含まれる成分が着床に関してプラスに働くという考えがある一方、性交渉の刺激が子宮収縮を起こすため移植後の妊娠判定までの性交渉によって流産率の上昇をきたしたという報告もみられます。まだ結論が出ていない内容ですが、基本避けていただく方が現段階では好ましいかもしれません。

  • Q.

    胚移植後にどのように運動できますか?

    A.

    基本的に移植後の運動によって妊娠率が下がるという心配はあまりないと考えていますが、激しい運動や体温変化を引き起こすような運動は避けていただくことをお勧めします。

  • Q.

    胚移植後の痛み止めは内服してもいいのでしょうか。

    A.

    何のために内服されるかによって状況は変わってきますが、移植後の鎮痛薬(NSAIDS)の使用は流産率の増加も報告されておりますので、使うことによるメリットが上回った場合のみ使用しましょう。産婦人科に関わる部分はこちらからアドバイスできますが、元々の内科疾患や歯医者による使用に関しては主治医の判断でお願いいたします。

妊娠中

  • Q.

    妊娠後に出血がありました。どうしたらよいですか。

    A.

    診察後は超音波の刺激により一過性に出血を伴うことが頻繁にあります。まずは様子をみてください。ただし絨毛膜下血腫があるなど前回の診察時に出血原因があったり、、腹痛を伴う出血、月経1-2日目のような多い出血、流産既往がある場合などはクリニックにお電話ください。

  • Q.

    妊娠し卒業後、産科クリニック受診までの間に出血などが起きた場合はどうしたらいいですか。

    A.

    その場合は、責任をもって当院で対応いたします。ご連絡ください。