培養

2024.02.03

顕微授精を行う培養皿の作り方(動画)

今回は顕微授精を行う培養皿の作り方を動画で紹介します。 

培養皿の上に、注射器と注射針を使って、培養液の丸い滴を何個か作って、滴と滴を繋げることで細長い滴を作ります。培養液の量はとても少なく、そのままにすると乾燥して干からびてしまうので、培養液の滴を作った後、乾燥を防ぐために速やかにオイルで覆います。 


参考までに培養液の滴の用途は以下のようになっています。 

① 精子を入れて泳がせます。滴全体を精子が泳いでいます。精子選びはここで行います。 
② ①の滴で見つけた精子を卵子に入れるまでの間、ここで待機させておきます。 
③ 卵子をここに入れて、卵子への精子の注入はここで行います。 

全て手作りです。滴の液量がとても少ないので、綺麗な形にしようと意識しすぎると時間が掛かって培養液が乾燥してしまいます。だからと言って慌てて作ると、今度は滴の形がいびつになってしまうので、細心の注意を払って丁寧に素早い滴作りを毎回心掛けています。 

文責:平岡謙一郎(亀田IVFクリニック幕張 培養管理室長/生殖補助医療管理胚培養士)

お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのコラムです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。当コラム内のテキスト、画像、グラフなどの無断転載・無断使用はご遠慮ください。

# 顕微授精(ICSI)

# 培養液

亀田IVFクリニック幕張 生殖医療事業管理部 培養管理室長

平岡 謙一郎

亀田IVFクリニック幕張 培養管理室長/生殖補助医療管理胚培養士。広島県立大学大学院修了(博士)。体外受精の中心となる受精・培養・凍結について専門知見に基づき紹介している。

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