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2021.06.29

着床前染色体異数性検査(Preimplantation Genetic Testing for aneuploidy; PGT-A)について(その②)

今回はPGT-Aの検査結果についてお話します。 

採取されたTE細胞は次世代シーケンサーと呼ばれる解析機器で染色体異数性の検出が行われます。データ解析が終わると次のようにレポートが返ってきます。いくつかデータ例を示します。横軸は染色体の番号、縦軸は染色体の数を示しています。こちらは染色体番号1番から22番目までが全て2本あるので正常、性染色体であるX染色体が1本、Y染色体が1本のXYなので男の子であることが分かります。 

染色体正常、46XY

こちらも常染色体は1番から22番まで全て2本あるので正常、性染色体であるX染色体が2本あり、Y染色体がないXXなので女の子であることが分かります。 

染色体正常、46XY

こちらは18番目の染色体が1本しかないモノソミーなので異常です。 

染色体異常、18番モノソミー

こちらは19番目の染色体が3本あるトリソミーなので異常です。 

染色体異常、19番トリソミー

こちらは4番目、8番目、15番目の染色体が1本しかないモノソミーなので異常です。 

染色体異常、4番、8番、15番モノソミー

次回はPGT-Aの課題についてお話します。 

文責:平岡謙一郎(亀田IVFクリニック幕張 生殖補助医療管理胚培養士)

お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのコラムです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。当コラム内のテキスト、画像、グラフなどの無断転載・無断使用はご遠慮ください。

# 染色体

亀田IVFクリニック幕張 生殖医療事業管理部 培養管理室 管理胚培養士

平岡 謙一郎

亀田IVFクリニック幕張 生殖補助医療管理胚培養士。広島県立大学大学院修了(博士)。体外受精の中心となる受精・培養・凍結について専門知見に基づき紹介している。

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